ムック

帰ってきたヒトラーのムックのネタバレレビュー・内容・結末

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

存在が重いのにヒトラーのソックリさんだと言うフィルターがかかる事で笑える事態に早変わり。
あら不思議!
まぁ誰も本物のヒトラーが居るとは思わないからそれも当然だけど。

「最初は皆んな笑っていた」

認知症のおばあさんが記憶を呼び戻すくらいの強烈な体験はあってはならない事で、自身の持論を振り翳し虐殺の数々を正当であると、普通の人々が私を選んだと責任転嫁する終盤のシーンに恐怖を覚えた。

ヒトラーが良い人になったよ!で終わるラストじゃなくて良かったけどザヴァツキの最後が可哀想すぎる。

ヒトラーが元々極悪なんじゃない。
彼は民衆の話を聞き、その意を汲み取り、実行した。
そんな背景が垣間見れて考えさせられる事が多かった作品でした。

よくこんな作品を世の中に出せたな〜。
誰にでも心に刺さる映画なんじゃないでしょうか。
面白かったしリスペクトしたいところですが、犬を殺すシーンがあったので私の中では低評価になります。
ムック

ムック