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傷物語I 鉄血篇のおはうちのレビュー・感想・評価

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)
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公開当時は傷物語の三部作中でも一番面白がったのはバトルシーンで盛り上がる熱血篇か冷血篇だったのが、いま見返すと鉄血篇に軍配が上がるとは意外な気持ち。作品のカラーを決定付けるトップシーンの存在や、地下鉄での未知との遭遇への期待感の煽りと恐怖描写の異常性がオンリーワンだった。

鉄血篇でヴァンパイアハンター三人組が口を開くと変なノイズで人語を話しているように聴こえないのとか初見時めっちゃ怖かった記憶。続編の熱血篇で普通に喋ってビックリしたよね。

憧れの学級委員長の同級生と話すと心がザワザワして仕方ないんですっていう数々の演出。大仰にザワザワと髪の毛がスゲ〜揺れてトキメいてるのに真顔なのが馬鹿馬鹿しいクールさ。肥大化した自意識とは気持ち悪いから距離を取っているつもりなのがオモロい。
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