金春色

ヒトラーを殺す42の方法の金春色のレビュー・感想・評価

ヒトラーを殺す42の方法(2015年製作の映画)
3.0
42回も暗殺計画があったのにすべてかいくぐり最期は自ら死を選ぶとは実に悪運の強さを感じる。本人は神に守られているとか神の意思だとか言ってたようだけど、私は神が存在するとして神は何事にも関与しない、つまり現実世界に何か影響を及ぼすことはない、人間が起こしたことは人間の意思と行動に任されていると考えるので神やその力を騙る人間こそ胡散臭く信用できないと思ってしまう。歴史にifはないけれど暗殺計画が成功していればどうだったかと考えてしまう。エルザーの計画は「ヒトラー暗殺、13分の誤算」で知っていたけど、ナチスの部下の中にも彼を殺そうと考える人たちがいたとは知らなかった。48分なのでサクサクと進み見やすい。一部残酷なシーンもあるが、NHKの「映像の世紀」を見ていればあちらの方が残酷な場面も多い。しかしそれも歴史の真実なのでナチスの悪行そして残酷さを知らせるには必要だと思う。
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