見たと思っていたら見ていなかった。
これやっぱり説明なかったらよく分からないと思う。
お母さんのウザさが全く書かれてないけど、ウザいというより自分のことで精一杯でエヴの事には関心がないように感じてしまうところが寂しいもしくは見てほしいみたいなところをウザいという言葉で表現しているのだろうと思う。
英語だったらもう少しニュアンスが分かるのにと少し残念な気がする。
ウザいにも色々と微妙なニュアンスがある。
あと、兄が病気で死んだ事。
大人は誰もこのことを話さないのは何なの?知らない訳がないと思うのだけど、父方の家の大人は彼らに関心がなかったからやはりどうでも良いことなんだろう。
大人に知られていない場所で、自分が生きることに必死で周りが見えない女(母ではない)の元で、先ず兄が死に、自分がそうならないという保証はない事から来る不安や恐怖だってあるはず。
無表情で何も見えない下に色々な感情がある。
西洋人の割にあの顔で13歳は幼い気がするのだけど、あれは本人が早く大人になりたくて嘘をついているとかそういったことがあったりするのか?
でもフランスだし年を誤魔化して生きることが出来るとは思えない。
でも10〜11歳くらいに見える。
あれ位の年の何かを秘めている表情をした女の子って日本だったら確実に大人に食い物にされているから結構心配して13歳の女優を検索してみたら、
すごく自然体で目元に皺のよった自然体の女の子だったので安堵してしまった。
私もよく分からない大人に、会長が会いたいといってると言われよく分からないままに二人の写真を撮られたり、よく分からない引きづられ方をしたものだから、ああいう使われ方は身に覚えがある。
しかし7歳の私は歪に笑うことしかできなかったのに(初め13歳という女の子が7歳に見えた)、この子は華麗に無表情でいられることがすごいというか、笑顔が有効な時期はとっくに過ぎ去っていたのだろう。
薬でお母さんをいなくさせて後悔しているのだと思ったことがそうなんだなぁと思った。
無知だと助けを求めることもできないし、自分なりに考えた精一杯の方法だったんだろうとは思う。
施設が嫌なのは何でだろうか?
私は母が使えないと判断した後自ら全寮制の学校へ行ったが、その時が一番やりたい放題やらせてもらった気がする。
戻ってきてからの無関心なくせに妙に束縛が厳しいのには辟易したが、その壁も思春期になれば乗り越えられる。
私は20代まではやられっぱなしで終わらない人生を構築することに全力を注いでいた。
これがうまくいかなくなったのは結婚という男にに査定される立場になってからだ。
男が好きに買えたらこんなに重い悩む事はないのだよな。