<ドキュメンタリー映画特集⑫>
2015年12月4日@イメージフォーラム(渋谷)
ガストン・アクリオというペルー料理を世界に広めたシェフのドキュメンタリー。
ガストン・アクリオはペルーの政治家の家に生まれ、法学政治学を学び、後継ぎになることを嘱望されたものの、留学先のスペインでこっそりと料理学校に入学し、料理の世界に飛び込んだ変わった経歴の料理人で、フランス料理の店を開くものの、作る料理に違和感を覚え、ヨーロッパからの移民とラテンアメリカ土着の食文化が融合したペルー料理のポテンシャルを見いだし、ペルー料理の水平線を切り開くいて、自身のレストランを世界のベスト50入りさせ、まさにペルーの国民的英雄として描かれている。
彼は、世界へのペルー料理の発信により、料理、文化を通じて、政情不安とテロで信用を回復を図るということを目標としており、こんなスケールの大きい料理人がいることに驚き。
また、食材に対する畏敬の念をもち、素材を活かす料理を模索する姿勢はは日本人の料理人に通じるものがあった。
ペルー料理また食べたい。