てづか

ゴジラvsコングのてづかのレビュー・感想・評価

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)
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何が起きてるかはわかるけど、みんな何してんの?って感じの展開が多かった。なんで南極に行ったかほんとにわからん。

企画をまず考えてそれに至るまでの過程を無理くり作りましたみたいな雰囲気。
観客に作り手側の「こいつにこうさせてとりあえずゴジラとコング戦わせとこ!」みたいな雰囲気を感じさせないで欲しい。
はじめにまず出来事の積み重ねがあって、それに対しての結果があって、バラバラだった出来事が重なり合って交わりあってはじめてひとつに纏まっていく時にきっと物語になっていくのだと思うので、これではただの出来事だけの羅列のように感じてしまった。

あと、音楽がうるさかった。

小栗旬の意味深なしかめっ面での初登場シーンは面白かった。まぁまだコングの援護してた人達は分からんでもないような気もするけど、ミリーちゃん側の人達は最初から最後まで何にもしてないのにわちゃわちゃしてたのが意味不明だった。
あとコングが虐待されすぎてて、なんで人間なんかにこんな扱いされてんのかなと思った。

ゴジラのこともキングコングのこともなにも知らないのでそこになんにも今は思えないけど、なんか全体的にパシフィックリムみたいだなと思った。色味とか、ゴジラが水中から出てくるとことか、香港とか、ギドラの頭蓋骨使ってリンクしていく設定とか。

キングオブモンスターズ観たときはほんとになにも考えてなく観てたけど、その時でさえ変な話だなぁと思いながら観てたのは覚えてる。ほかの方に比べたら全然だけども、自分として以前よりは少し映画を観るようになってきた今回でも、あまりその感想に変わりはない。

先祖代々争ってたはずなのになんであんなに物分りよく和解してんのかもよく分からなかった。

でも、コングが変なプテラノドンのなりそこないみたいなモンスターを丁寧に畳んでから殺すシーンはちょっと笑った。

キングコングとかゴジラシリーズをちゃんと観てから観ればもっと色々思えただろうなーと思うけども、とりあえず劇場で観れたのでこれから1作目とかも観ていきたい。
てづか

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