映画の味方あっつマン

キングスマン:ゴールデン・サークルの映画の味方あっつマンのレビュー・感想・評価

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謎の組織「ゴールデン・サークル」によって、スパイ組織「キングスマン」の拠点が壊滅。残ったエグジーと、メカ担当のマーリンは敵を追い、同盟のスパイ組織「ステイツマン」の協力を求めてアメリカへ渡る——。



最高にぶっ飛んだラストが話題になった、脳漿炸裂スパイ映画「キングスマン」の続編。

常に正装で身を包み、行動は紳士的に。本作でも、英国伝統のスパイアクションは健在だ。今回はそこに、投げ縄や早撃ちなど、米国伝統の西部劇アクションが加わって、色んなバリエーションのアクションが楽しめる。冒頭のカーアクションも、車内の格闘から始まり、カーチェイスにつながる流れは、圧巻だった。

西部劇アクション担当のアメリカ「ステイツマン」のキャラはファーストフード店の様に回転が速く、次々に個性豊かなキャラ登場するのも楽しめた。本人役で登場した某ミュージシャンの扱いにも笑わせてもらった。

期待していたラストが、前作のインパクトに及ばなかったのは非常に残念だが、迫力のアクションは、映画館で観て良かったと思わせてくれた。

前作でも線引きが微妙なところだったが、今回はメカアームやロボット犬など、さらに輪をかけてスパイ映画の皮を被った、ヒーロー映画だった(※バットマンの単独映画並にはヒーロー映画の世界観だった)。


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そういえば、
本作「キングスマン」擁するキツネが、ネズミ帝国に飲み込まれてしまった。映画業界では、生態系が逆転してネズミが強い。ウサギも強力。ライオンのオープニングロゴのあそこは……。負けるな肉食系。
今後、ネズミのもとで「アベンジャーズ VS エックスメン」が実現するのだろうか!? ヒーロー枠で「キングスマン」にも共演の可能性は…マーベルではないし流石に無いだろうか。