つっつー

キングスマン:ゴールデン・サークルのつっつーのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

キングスマンの醍醐味でもある悪趣味スプラッター要素を早い段階で出して期待したけど、バカバカしすぎて笑えるスプラッターはあまりなかった。今思い返してもきたねぇ花火が傑作すぎた。

戦闘シーン盛り沢山でウィスキーの小屋の前での戦闘が一番好み。MGSのオセロットみたいでリボルバークルクルかっこいい。電気鞭で真っ二つもあって、銃クルクルとその2つの強い画があって頭に残る。manner makes manのシーンもよかったから、ウィスキーが敵だったのが悔やまれる。

わがままを言うとハリーのキングスマンとしての復活シーンはもうちょっとアガる感じにしてほしかった。
ハリーの記憶が戻るところはまぁまぁ良かったけど、キングスマン復帰直後は頭はキングスマンでも身体はまだ鱗翅類学者ハリーのままで、記憶が戻る=ハリーのキングスマンとしての完全復活とは描いてない。完全復活ではないから小屋でのウィスキーへの発砲が正しい判断なのか曖昧模糊としてて、ハリーへの不安感を煽る話運びになって作用してる。
不完全体のまま敵本拠地まで話が進んでいって、いつのまにか完全体に戻ってたように感じた。どのタイミングでハリーの身体もキングスマンに戻って完全体ハリーになったのかがよく分からないから、そこははっきり描いてほしかった。そこまできっちり描いてこそ、ファンが待ち望んでたハリーの復活じゃないのかなと。

ハリーの描写には物足りなさあるけど、ラストバトルに強敵との肉弾戦メインの共闘を持ってきてくれて結構好き。