囚人13号

蜘蛛 第二部「ダイヤの船」の囚人13号のレビュー・感想・評価

3.0
前編と比べるとやはり間延びした印象。ヒロインの衝撃的な最期から女性は敵の大ボスのみとなるが、一方的で歪曲した愛情はラングの好む異常心理の源流でもある。地下のチャイナタウンという、アジアに独特な美と退廃を見出すアプローチ法もその後『ハラキリ』『死滅の谷』『スピオーネ』そして『メトロポリス』と実に多様なシチュエーションに変奏される。
囚人13号

囚人13号