門倉カド

モンスター・ハントの門倉カドのレビュー・感想・評価

モンスター・ハント(2015年製作の映画)
3.0
漂う「バイオハザード」感。考えずに楽しめる、怒涛のアクション!!

【賛否両論チェック】
賛:ゲームの予備知識がなくても楽しめるのが嬉しい。ヒロイン達が生き残りを賭けて、巨大なモンスターに戦いを挑んでいく姿が痛快で、アクションにも圧倒される。
否:グロシーンや急に驚かせるシーン等が多いので、苦手な人には全く向かない。ツッコみどころ満点の設定や、超ご都合主義な展開等々、世界観に好き嫌いも分かれそうなところ。

 監督:ポール・W・S・アンダーソン、主演:ミラ・ジョヴォヴィッチという「バイオハザード」のタッグなので、本作でも急に驚かせる演出や、かなりグロいシーン、ド迫力のアクションの数々等、「バイオハザード」を彷彿とさせるような魅力がてんこ盛りです(笑)。なので、苦手な人には全く向かない映画なのも、またしかりです。
 特にゲームの知識はなくても、充分に楽しめます。ひょんなことから、モンスター達が跋扈する別世界へやってきてしまった特殊部隊の面々。1人また1人と命を落としていく中で、生き残るために腕を磨きながら、決死の戦いへと身を投じていくヒロインの姿が、文句なしにカッコイイです。そしてトニー・ジャー演じるハンターとの奇妙な絆にも、不思議と心が温まる気がします。
 設定や展開等、ツッコみ出すと勿論キリがありませんが、いちいちそれを言うのは野暮というもの。あまり深く考えずに、ゲームの世界に入った感覚で楽しみたい、そんな作品といえそうです。
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