このレビューはネタバレを含みます
実際に400人以上の死者を出したスラム街のギャング抗争を書いた実話映画。
俳優は実際に現地民を集めてオーディションをし、演技指導したらしく、なのでよりリアルに感じられた。子供が足を撃たれて泣き叫ぶシーンなんか特に。
物語は主人公のブスカペを語り手とし3人の少年を中心に子供から大人になるまでを何個かの構成に分けて進んでいく。そこら辺の子供が薬を吸い、銃を所持する世界観であり、いつ誰が死ぬか分からない緊張をとてもリアルに描いている。終盤のマネとリトル・ゼの最期と抗争は終わらないという暗示を示すモヤモヤする終わり方が好き。