ヘルシンキに住む18歳の少女、イェシカ、イェンニ、タル、アイノ。多感な少女から大人の女性への過渡期にある彼女たちの物語は、4人がフェリーで離島に向かうところから始まる…。時として、容赦ない現実が押し寄せようとも、屈することなく立ち向かう彼女たちの力強さと、4人の際立った個性と魅力を、軽快な音楽とアニメーションを用いて描いたヒューマンドラマ。彼女たちを取り巻く、家族と友情、そして恋愛のゆくえは―。2011年、ヘルシンキに住む18歳の少女たちが、まるで挑発するかのように1年間に渡る自分たちの生活をビデオに残した。本作はそんな少女たちの実話に基づいて製作されたフィクションである。
母子家庭育ちのヴィルデは日本のサブカルチャーに憧れる15歳の少女。クリスマスイブの日、母親とツリーを飾ったあと、セントラル駅に出かけ、いつもの仲間たちと他愛もない時間を過ごす。そこへ二人の…
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