ヨッシー

ボクの妻と結婚してください。のヨッシーのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

織田裕二と言えば、踊る大捜査線と世界陸上の熱すぎるMCが真っ先に出てきますが、余命宣告を受けた妻子ある放送作家という役どころも、実に上手いと思いました。
内容的に泣き前提ではあるにせよ、こんなに泣くとは思いませんでした。
結婚式の予行練習のところとか、きっと最後に読まれるであろうと予想のついた息子への手紙。
その手紙を渡す前の一緒にお酒が飲みたかったというのは、胸に抱く色々な無念の中でも一番に近いものだったのではないかと思います。
織田裕二が亡くなった後に、吉田羊と原田泰造が話すシーンがありますが、織田裕二の思い出に浸りつつ、会って良かったなぁと振り返る訳ですが、そんな人間になりたいものです。
最後に、最近見た「ツレがうつになりまして。」にも出てた大杉漣、なんとも言えない、良い演技をされています。
そういう真似できない演技を見ると、惜しい役者を亡くしたなと心から思います。
それらも含めまして、とても心に残る素晴らしい映画でした。
ヨッシー

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