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ふきげんな過去のbowcatのレビュー・感想・評価

ふきげんな過去(2016年製作の映画)
4.3
・出てくる人みんな変
・会話に質問系が多い
・過去と果子
・そして未来子
・とっても不思議な気持ちになる
 謎多き映画です

北品川…下町の雰囲気残るよき町
そこから見える品川は大都会の趣
北品川は過去にとり残された町?

そんな北品川の一角で営むマメ屋
そこが舞台
果子は毎日、運河でワニを探してる
違った!
ワニを探してるんじゃなくて
ワニがいないことを確認してるんだって
似ているようで違う
映画もそんな発想が詰め込まれてる

なんでそうじゃなきゃいけないの?
みたいに
真逆から見た景色を見ようとする果子

ある日、死んだはずの叔母・未来子が帰ってくる
死んでなかった
でも追われてる身だから、死んだままにしておく
その方が生きるのに楽だから…

謎はどんどん増えていく
昔、人さらいに合った少年も青年になって現れ
名前をつけない赤ちゃんは身動きひとつしない
未来子は警察以外にも、追われている
そうして果子の暑い暑い夏休みは続く…


果子が見えちゃうもの
見える気になってる未来なんて
過去から想像しただけの偽の未来
本当の未来なんて、誰にも見えない

閉鎖感でモヤモヤするぐらいなら
進む方がいい♪


小泉今日子と二階堂ふみ
二人ともダルそうに話すから似てる
そんな会話が変にしっくり来る
お父さんも板尾でしっくり来る
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