前作が面白かったので、続けて2作目を鑑賞。今回は20年前の双子の高校生惨殺事件を再捜査します。
たぶん予算も増えて、すべてがパワーアップしていて、映画としての展開は前作よりもハラハラしてすごく良かったけど、犯人がとにかく胸クソ悪くて、マジ、ぜってぇ許さねーって思いながら観てました。
なんとも救いのない後味の悪さが身体中に広がっていく感じ。『ウインド・リバー』を観た時のような悲しみと憤り、不快感。
若気の至りで済まされない残忍さ。
キーパーソンとなる謎めいた女性キミーの立ち位置がものすごく難しくて、これがたぶん一番の見どころ。被害者でもあり加害者でもあり、心情的にちょっとモヤモヤしちゃう、本当に複雑な立場。だからこそ、あのラストなんですよね。
スッキリ度70点くらいでした。
前作同様、事件当時と現在を織り交ぜて見せるこの手法、好きです。
サブタイトルの「キジ殺し」の意味が分からなくて調べてみたら、ナルホド!な意味が込められていて、うまいタイトルだなって思いました。胸クソですけど😡
相変わらず地味で地道な渋いおじさん二人の刑事モノですが、ムダのない良作ミステリーだと思います。
このシリーズお気に入りです。