このレビューはネタバレを含みます
時間ズラして視点転換。え?これもそういうやつなの?
古川いおりが美しいです。
冒頭の交差点での通行量調査。千人目が俺の嫁、とつぶやきながらやってますが絶対コントロールしたっしょ、と思ってしまいました。千人目がたまたま美しい人だったのではなく、一目惚れした美しい人を千人目にした疑惑。
だってああやって数えてたらホントは無理でしょ、千人目。990くらいから意識しないとピッタリ千で止めるって難しいはず。だからハナからハマってたんじゃないか。
古川いおりがこのストーカーやダンナを通して野郎どもをあざ笑うかのよう。すごく素敵です。
終盤に差し掛かったあたり、古川いおりの射抜くような視線はダーツの如く。
画面を通して僕にまで向けられてるようでした。一瞬だけど。
忘れちゃならないあの娼婦。
ストーカー目線だと覗いてる双眼鏡の向こうは夢の道。すぐ近くだけど別の道。
でもこの娼婦はメチャクチャ自分の現実の道。
泥酔状態古川いおり。ストーカーが娼婦とヤッてるとこに来るシーンがお気に入り。
ジャケより。
歪んだ男の欲望が、美しき人妻とクロスする…
悦楽交差点
なるほど。
夢だけど!夢じゃなかった!
同じ道を歩めるかも、と身を削って手に入れたダイヤですが全く意味ありませんでしたー。こいつの夢は叶ったと言っていいのだろうか。
物質で満たされた空虚さをあなたの愛で埋めてみたけれどそれは一時的なもの。あなたと私は違う道なのよ、とばかりにケラケラ笑う古川いおり。隣のダンナは見えてる景色のみのおもしろさでハハハくらいで笑う。
そして現実が後ろから、がんばれ〜。
これも俺に言ってるよね?
おもしろかったです。
エロだけど!エロじゃなかった!エロだけど!