ヤスマサ

卒業白書のヤスマサのレビュー・感想・評価

卒業白書(1983年製作の映画)
3.0
高校卒業を控えたジョエル・グッドソン(トム・クルーズ)が、両親の留守中に起こす騒動を描いた青春コメディ。
両親が旅行に出かけるやいなや羽目を外し始めるジョエルだが、自宅にコールガールのラナ(レベッカ・デモーネイ)を呼んだことから状況が一般する。

軽率な行動からピンチを招き、友人らの協力を得て乗り越えるという王道の青春映画。
にしても、高校生だから仕方ないのだろうが、考えが浅はか過ぎて終始気を揉むストーリー。
物事にはリスクはつきものだが、自分のしたことに責任を取れず、他人に泣きつくしかない考えの甘さに、観ていて腹が立つばかりだ。
終わってみれば、「人間万事塞翁が馬」的な話しだが、エンディングのジョエルの「人生って素晴らしい」という言葉に、懲りてない感が出ている。
ユーモラスに描かれた青春映画だが、青年期が抱える将来への不安と拝金主義への傾倒が見て取れる作品。
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