ぽち

バース・オブ・ネイションのぽちのレビュー・感想・評価

バース・オブ・ネイション(2016年製作の映画)
2.2
ナットを英雄と見るか狂信的な犯罪者と見るかで大きく違ってくるのだが、今作では英雄としながらもその反乱の卑劣さや血生臭さをリアルに描いているところは異色であり新しい。

ネイトの初監督作品で脚本、原案まで手がけている。今後が楽しみな監督だ。

実在の人物ナットだが調べて見ると個人的には狂信者だったのではと思う。
宗教と奴隷制を絡めて英雄的に扱ってはいるが「國民の創生」ほど酷くは無いにしろフィクションとして見た方が良いだろう。

驚くのはこれほど根が深い人種対立がたった200年でここまで改善されたことだ。勿論今のアメリカを見れば差別があるのは分かるが、それでもこの時代からの変化を考えれば上出来。
2219年にはどんな未来が待っているのか・・・このまま良い方向に進んでいることを祈ろう。
ぽち

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