監督が若い頃創った作品に比べると、静かな悲しみがやってくる。
そして愛や慈しみも…
ストーリーは割と入り組んでいる。
女優陣がみな美しい!監督の女性賛歌。
特にこのジュリエッタ役(現在)のエマ・スアレスというスペインの女優さん。じきアラカンとは思えないほど若く美しくスタイルが良い。ただ美しいだけじゃなく、何というか、雰囲気がある。まだまだ恋愛していそう。
若き頃のジュリエッタ役の女優さんもおきれいでした。
魔女のように予言する家政婦の登場がスパイスになっていた。
ある立場では許せないが、自分がその立場になってみなると許せる時が来る。和解する時が…。
ジュリエッタの父親もしかり。
ペドロ監督はある時期から、映像の色使いがカラフルで明るくなりましたね。昔は赤と黒というイメージだった。まさに情熱の塊というか。そしてストーリーもグイグイくる感じじゃあなく、淡さや余白で現わしてるような…
この淡い感じも落ち着いていて好きです。
ジュリエッタ(現在)の恋人、ロレンゾ役の俳優は「トーク・トゥ・ハー」のマルコ役の人。といいつつ、遠い昔に観たきりなので忘れてました。
ふたりとも[娘、母]から開放されて幸せになって欲しいと思いました。