実話を基に脚色したようです。
高校の卒業旅行にありきたりなハワイをやめてタイ、バンコクにしようと提案したのはアリス(クレア・デインズ)。
幼馴染で仲が良いダーリーン(ケイト・ベッキンセイル)は、たった11日だからと親にはハワイと騙してタイに行きます。
高級ホテルのプールに勝手に忍び込み楽しんでいる2人。
飲み物まで頼み、現金で払おうとするダーリーンを、アリスが適当なルームナンバーを言い、ツケにしようとしますが、ボーイに怪しまれ、まごついている所へ若い男性が現れ助けてくれます。
男性はニール(ダニエル・ラパイン)と言い、異国で助けてもらった事ですっかり信用してしまいます。
言葉巧みなニールに出会ったのが運の尽き・・・
見に覚えがないのに、知らない間に荷物に麻薬があり、刑務所に入れらます。
無実なので、すぐに出られると思っていたけど、国が違うと簡単にはいかなくて。
その後の展開は、色々あったけど良かったねってのは全く無くて絶望感しかないです。
刑務所では、あるあるの意地悪な奴がおるし。
あんな劣悪な環境だったら誰でもおかしなる。
ニックが根っからの悪で、そもそも2人は囮です。
つまり、本当に麻薬を運ばせるのが目的じゃなくて、ニック自ら通報し、警察の目をそっちに向かわす為の罠。
タイだけじゃなく、全世界にこんな人を人とも思ってない、私利私欲に平気で騙す奴がいるんだろうな。
弁護士、ハンク夫妻がダーリーンの父から多額の弁護費用を受け取り、せっかく裁判でいいとこまでいったのに、最初の無銭飲食の件が露わになり、信頼感ゼロになり不利な状況に。
アリスも軽率だったし、ダーリーンも世間知らずなお嬢様で、あんな男に簡単に騙されるし、どっちもどっち。
ハンク夫妻は金の亡者なところもあるけど、救ってあげたい気持ちもあるみたいで、人によっていろんな意見、見方がありそうで、地味であまり有名な映画ではないのかもしれないけど、沢山の人に観てもらって色んな感想を聞きたいです。
ラスト、アリスが妙にポジティブなのが、不気味でした。
あまりにもツラいと人って空想の中だけでも希望的観測になるんかな…