名作「グリーン・デスティニー」の続編で、19世紀の中国を舞台にした武侠アクション映画。
ワイヤーアクションや雰囲気は当時のままで、ストーリーも武侠映画の王道。ただ、名作映画の続編として観ると正直辛い。前作は、シューリン(ミシェル・ヨー)とムーバイ(チョウ・ユンファ)の、お互いに惹かれ合ってはいるけれど、結ばれない愛の物語が素晴らしかったわけで。だからこそ、クライマックスでは切なさでグッときたのだが。それなのに、サイレント・ウルフ(ドニー・イェン)なんてカッコいい剣の達人が登場してしまったら前作の感動がぶち壊しだ。
かなり辛口に書いてしまったが、私のような前作に思い入れがなければ、武術アクションやワイヤーワークの凄さを堪能できて楽しめるだろう。
