HK

パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリストのHKのレビュー・感想・評価

3.5
ジャズ/フュージョン界の大物チック・コリア(79歳)の訃報を知り、映画との関連を検索すると本作がヒットしました。なるほど。
本作は以前からアマプラのウォッチリストに入れていたので早速鑑賞。
私はヘビー・リスナーというわけではありませんでしたが、とても懐かしいギターの音色を堪能できました。

本作はドキュメンタリーでスペインが生んだ天才ギタリスト、パコ・デ・ルシアの超絶テクニックだけでなく、本人の素顔や交友関係、フラメンコの伝統を大事にしつつもジャンルを超えて挑戦し続けたことなどがよくわかります。

パコ・デ・ルシアを知ったのはギタリストのアル・ディ・メオラ(一時期ラリー・コリエル)とジョン・マクラフリンと3人で結成した“スーパー・ギター・トリオ”。
元をたどればチック・コリアからの流れで知りました。

盟友の1人でもあるピアニスト、チック・コリアはジョン・マクラフリンやカルロス・サンタナなどと同じく後半チラリと出演します。
コリアはパコより6つ年上、でもパコの方が2014年に先に66歳で亡くなりました。

実はこれらをよく聴いていたのはもうかれこれ40年ほど前。
学生の頃FMラジオでよくエアチェック(カセットテープに録音することです。念のため)していました。
持っていたディスクもCDではなくLPの時代。今はプレイヤーが無くて聴けません。
というか、ずいぶん長いこと映画や音楽から遠ざかってしまっており、最近になって少しずつブランクを埋めようとしています。

昔知っていた映画俳優やミュージシャンなどもみんな高齢になり、最近になってひさしぶりに名前を聴くと訃報が多くて寂しい限りです。
HK

HK