hisauk

さよなら、ぼくのモンスターのhisaukのレビュー・感想・評価

3.7
メークアップアーティストを目指す高校生のオスカー。
父母は離婚し、怒りっぽいが愛情ある父と暮らす。
幼少期にゲイである少年が酷いイジメに合うと所を見てしまう。
それがトラウマとなるが、自分がゲイだと少年になる頃気づく。

母親が家を出る時にもらったハムスター、バフィーと共に成長し、バフィーとの会話など軽くファンタジーがあり可愛らしかった。
オスカーはとても感受性の強い少年なのだと思った。
父母の事、自分がゲイである事など色んな事を抱えてしまう。
そして淡い恋心を抱いたワイルダー。
失恋に終わってしまうが。
でもワイルダーのオスカーへのキスは友情からのキスだと思った。
オスカーへの気遣いなのだろう。
ちょっと難解。

多感な時期なだけあって、父親からのゲイに対して差別的な言葉を吐かれるのは辛かった事だろう。

しかし彼は前を向いて旅立とうとする姿はとても良かった。

あのハムスターは実は5代目だった。
そりゃそうだろうなぁ。

モンスターとは自分の心にある葛藤のことなのだろうか。

なんて、思った。
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