吉田ジャスティスカツヲ

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

3.6
決して駄作ではないと思います。
ちゃんと令和の現代に作られた意味はわかりましたので。
なるほど"LOGAN"の監督作品。

だからこそ、今作を観なければ良かった😔

一作目の授業風景とは打って変わって、大学で教鞭をとるジョーンズ先生が生徒に尊敬されている様子が無い。
冒険家なんて必要とされず、英雄に居場所がない。
そんな時代のお話。
彼はもう最近、欲しいモノも無い…
探究心もない…
守りたいモノも、護りたい者も居ない…
やり残した研究はあるけれど【危ないから止しておこう】と思うし、誰かがやろうとするのを止める…

外見や脚腰が衰えてきたことよりも、ジョーンズ先生が【老化してそんな考えかたになってしまったこと】が、私には何より哀愁を感じました😭

そんな孤独が、スリリングな冒険の果ての【彼の決断とその後の顛末】に直結。
シリーズを締めくくるうえで、この展開は巧いなぁと👍


映画としての冷静な評価と、観客として素直に楽しめるかどうかの基準は大きく差が開くこともありまして…
そういう意味で言うと、同じ時期に公開された"スーパーマリオブラザーズ"が似ていますね。