あるぱか2世

ドラゴン・タトゥーの女のあるぱか2世のレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
4.2
【ヘーデスタ島の亡霊】

ものすごく暗くて凄惨な話だと勝手に思っていたので、なんとなく敬遠してきたけど、辰年(?)つながりで一念発起して観てみることにした。

ダークでバイオレンスなミステリーと見せかけて、、、?

なんだ、こじらせ系ラブストーリーじゃないか!

主人公の素性が良くわからないままに、ヴァンゲル家一族が次から次へと出てきて頭が混乱したけど、この一族のことよくわからないままでも、主要な何人かは嫌でも覚えることになるのでなんとかなった。

ミカエルとリスベット、別々の世界にいた彼らが紆余曲折を経て邂逅する瞬間は、陰鬱な映像とは裏腹にどこかワクワクした気持ちになった。

ふたりが知り合ってからの距離の縮め方が急展開すぎる気もするけど、そこはまぁ、リスベットがそれだけこういう紳士的な男性の存在を切望していたということにしておこう、、、うん…。

クレイグ&マーラのコンビによる続編は製作が断念されたため、もう未来永劫このふたりの続きを観ることはできないのが悔やまれるところではある。
だけど、だからこそ、まるで「夢小説」のように、本作の「続き」を妄想してしまう…。

にしてもミカエル、いかにもやべえやつだってわかってるのにどうしてあの家に侵入しようなんて思ったんだろ…?笑
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