旅するランナー

レッド・ダイヤモンドの旅するランナーのレビュー・感想・評価

レッド・ダイヤモンド(2016年製作の映画)
3.1
【カラっとしたアクション映画】

悪い奴らによる貴重な積み荷(原題Precious Cargo)の争奪戦。
個々のキャラクターは、マンガチックながらも、なかなか魅力的です。
主人公(腕利きの泥棒)を演じるのはマーク=ポール・ゴスラーで、TVドラマ役者という印象があります。
ブルース・ウィリス(マフィアの大ボス)の出演作選びに対して僕は疑問を持ち始めていますけど、同じTVドラマ役者出身として、後輩のお役に立ちたいという思いなんでしょうか。
主人公をしつこく追い回す、ダニエル・バーンハード(マフィアの右腕)も頑張ってます。

あと、美人がチョロチョロ出てきます。
なかでも、.308ウィンチェスター弾をブチ込む、ジェナ・B・ケリー(女スナイパー)が印象的です。
一つ残念なのは、敵か味方か分からない峰不二子的な役柄を演じる、クレア・フォーラニ(「ジョー・ブラックをよろしく」に出てた美人)が、もうひとつ(明かりを付けてファックしたくなるほどの)悪女の魅力を出せていないところです。

まあ、頭使わずに楽しむべき、カラッとしたアクションムービーです。
エンドクレジットでNGシーン集があったりするんで、香港アクション映画を意識して作っているのかもしれません。
設定上のもうひと工夫、ストーリー展開のひとひねり、キャストの正しい人選びがあれば、積み残しない出来上がりになっていたことでしょう。
.308弾で3.1点です。