これは、とある家族の物語。挙式前日を迎えた長女・いずみ(佐藤仁美)。シングルマザーとなった次女・かえで(中西美帆)。そして、貧しいながらも女手ひとつで娘たちを育てた母親のイト(宮崎美子)。三人はそれぞれ「女の人生の葛藤」に戸惑いながら、傷つきながらも乗り越えていく。ストーリーは時代を遡りながら、この家族に隠された秘密と、強い絆で結ばれた家族愛を描き出していく。
洗骨――。今はほとんど見なくなったその風習だが、沖縄諸島の西に位置する粟国島などには残っている。粟国島の西側に位置する「あの世」に風葬された死者は、肉がなくなり、骨だけになった頃に掘り起こ…
>>続きを読む豊田の山あいで豆腐屋を営む初老の男・島田勇作。勇作の作る豆腐はそんじょそこらの手作り豆腐とは月とすっぽん、味が違う。そこにはものづくりの魂があった。 そんな勇作の元に東日本大震災で家族を…
>>続きを読む大道芸人の銀三郎には彼の語り聞かせるお話が大好きな娘がいたが、娘が6歳の時に妻と離婚して以来、会うことを許されずにいた。ある日、彼は友人の農場へ研修に来た4人の女子高生に出会う。彼らは次第…
>>続きを読む家族で暮らした懐かしい東京の家を取り壊す時に見つかった、赤い木箱。古い手紙の束と一緒に入っていたのは、20年前に亡くなった母の台湾料理のレシピ帳。一青妙の脳裏に、いつも料理をしていた母の姿…
>>続きを読む恋園神社のある小さな田舎町。年に一度の祭りが近づいた日、さつきは25年前に姿を消した父の六郎を探しにその町へやってきた。宿に向かう途中、偶然にも六郎を知るテキ屋の清太郎と出会い、祭りの取材…
>>続きを読む会社の拡大にしか興味の無い、IT関連企業CEO・中原佑馬(竹野内豊)の携帯に、ここ数日、かつての親友から何度も着信が入っていた。共に起業して会社を二人三脚で成長させながらも、その会社を追い…
>>続きを読む数年前に、妻の久子や家族を置いて家を出ていった浜中が東京の片隅にある上宿商店街にふらりと舞い戻った。妻はなじることもなく、優しく迎え入れた。何事もなかったように父が経営する電気屋で働き始め…
>>続きを読む夏、フィリピン沖で発生した台風が1週間後に東京に上陸しようとしていた。そんな東京では、駄目な人間たちが陰日向の奮闘を繰り広げていた。ギャンブルから足を洗えず借金まみれとなったシンヤは、とう…
>>続きを読むc 2016 みしまびとプロジェクト ものがたり法人 FireWorks