『ボーダーライン』の脚本家テイラー・シェリダンの初監督作。
しかもジェレミー・レナー×エリザベス・オルセンのコンビとなれば楽しみしかない。
ストーリーは思っていたよりシンプルなサスペンスでストレートすぎるほど。なので犯人探しにドキドキ感はあまりないのは物足りなさはある。意外に辿り着くのも早い。
ただ,アメリカの闇という重い題材を上手く取り入れ観やすい作品にしているのは見事。
観ていて犯人には怒りしかないけれどこれが実話を元にした作品というのには衝撃。
舞台,雰囲気も映像も良く,緊張感が漂う中での渋味の増したジェレミー・レナーの演技はとても印象的でとあるシーンでの狙撃シーンはとにかくカッコいい。エリザベス・オルセンの銃撃シーンもカメラワークがカッコよくて中々しびれる。
良い映画だった。
扉前での事件解明時のあの演出はかなり好きだな。