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ナンバー・ゼロ
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『ナンバー・ゼロ』に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

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これを密度と呼んでいいのかどうかも謎だがお喋り(クソ)ババアの怒涛のマシンガントークに逐一付き合ったであろう字幕:寺尾次郎に対する敬意が更に爆上がりした。正直途中何箇所か寝落ちしたが起きても全く同じテンションで同じ様な事喋り続けててそりゃ女性の方が平均寿命長かろう…と思ったし、声帯の強さに記憶力の良さに頭の回転の速さが尋常では無いと改めて感嘆した(うちのお客さんでもあぁ言う人いっぱいいるが…)。そんで我が人生を振り返ってみたところで正味「1985年誕生〜今に至る」くらいなもんで、付箋一枚あれば事足りるマイライフとフィルムの巻数さえ足りれば永久に話し続けるであろう婆ちゃんの人生との決定的な差を考えると絶望的になった。シネでもフィルでも無いので正直ありがたみよりもうんざり…の気持ちの方が強いが、文字通り堰を切ったように溢れ出し幾らカチンコを鳴らそうが止まらないライフストリームはただただ圧巻だったし、デプレシャン『愛されたひと』はこれを踏襲しながらも相当カロリーオフに成功した作品なのではなんて思った。まぁクソ疲れました本当に…私の残りライフがゼロよって感じでお後が…。
ユスターシュのおばあちゃんが人生を語るドキュメンタリー。マシンガントークで始まり、最後まで聞く自信が萎えたんだけど、だんだんと話の内容に惹き付けられ、これだけの人生を生き抜いてきたことへの敬意しか感想がでないです。

若くに失明し、2つの戦争を生き抜き、早くに母を亡くし、年下の弟妹の母親代わりになり、ろくでもない夫があちこちで浮気騒ぎを起こし、父の介護を放棄した年上の後妻の代わりに脳梗塞の父の介護をし、自分の子供以外にも、フランス女性とドイツ人との間に(中絶ができず)生まれた虚弱な乳児を何人も引き受け(結果すぐに亡くなってしまう)保護したり埋葬し、夫は梅毒でおかしくなるがなんとか面倒見て…こんなに山しかない人生を笑いながら怒りながら、煙草吸いながら、バレンタイン飲みながら、マシンガントークでパワフルに語るおばあちゃん。凄いです。

事実は小説より奇なり、ドラマチック。これぞドキュメンタリーのおもしろさ。

「ぼくの小さな恋人たち」でユスターシユの分身が、田舎のおばあちゃんに育てられる時期が描かれていて、孫を全面的に肯定し受け入れてくれる。ユスターシュがいかにおばあちゃん子だったがわかります。

息子のボリスが助手していて、こんなに確かな土台があるにも関わらず、10年後に自死したユスターシュ。おばあちゃんの話から、昔の子供の死亡率の高さに驚きました。数えてないけど、10分の1くらいしか生き抜けない。死が身近だったのか、生は奇跡だったのか。おばあちゃんの生のパワーとユスターシュの力弱い声が対照的でした。
o219028t

o219028tの感想・評価

5.0
これは運動そのもののかなたに、存在する時間イメージを表象した映画だ。カチンコに書かれる数字、入れ物の中で溶けていく氷、灰皿に溜まっていく吸い殻、飲み干されていくウィスキーが時間を表象しているからである。見えているもの、聞こえているものの全てが時間の表象手段として存在している。ああ、この映画は時間の視覚的な可能性を追求したのかもしれないという感興が生じる。だから何度でも、瞳をこの映画に差し出すしかない。