ベビーパウダー山崎

ダムネーション 天罰のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)
2.5
意味ありげで観念的なセリフと、どん詰まりの精神状態を反映しているような画。それは独創的な表現を模索する誠実さではなく、独裁的で窮屈な表現。所詮はゲスなドラマなくせに、絵画的に決めた白黒で「芸術ですから」とふんぞり返っている。異様な長回し、土砂降りと円を描くような動き。ダダ漏れするペシミズム、タル・ベーラは根本的に人間を信用していない。