若い頃ジャックレモンが好きで「チャイナシンドローム」を繰り返し見ていたので、冷却水がなくなったらメルトダウンというのは容易に想像できた。テレビから福島原発から煙があがっている映像が流れてきたときにはああもう駄目だなと思ったのだった。菅直人がああいう性格だってのは言われていたけど、大事な時にでかい声で怒るしか能のない奴がトップにいるとみんなの士気が下がるし、いいアイデアを持っていたって出す勇気が出ないだろうし。とはいえこういうごたごたを映像化しても肝心の反省すべき人たちはいつまでたっても反省しないんだから意味はあるのか。あいかわらずその分野の知識をかけらも持たない人が大臣になっているわけだし。そういう意味ではＨＢＯのドラマ「チェルノブイリ」はなによりも原発の怖さを伝える意味では抜群の作品だった。この作品も原発回りのみの話しに徹してしまった方がもっとコンパクトにできたのでは。官僚とか記者の家族の話は興味ない。その時間を被災者の話にしたほうがまだまし。
チャンネルNECOにて視聴。（って書いてびっくりした。チャンネルNECOってこんな作品もやるんだ）
