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団鬼六 OL縄奴隷のtunicのレビュー・感想・評価

団鬼六 OL縄奴隷(1981年製作の映画)
4.0
マンションの部屋でひとりお正月を祝う銀行OLの麻吹さん。おろしたての日記帳には1981年の文字が。御用始めはもちろん晴れ着姿で札勘定(見事な扇!)。ほかにも酉年のマスコットがちらほら顔を出したりして、お正月興行としてのロマンポルノに思いを馳せる。そんな晴れがましい年明けから一転、不倫相手の石山雄大には別れを告げられ、自分のファンだというストーカーの若者に拉致られ、童話作家(?)のガミさん主導のもと廃工場に監禁されてさまざまな責め苦にあう。被虐の喜びに目覚めてしまった麻吹さんが、解放されてもとのOL生活に戻ってからの復讐劇がデタラメでおもしろい。類は友を呼ぶじゃないけど全員変態、みんな仲間だ仲良しなんだ。最後は石山課長が銀行を去り、後任の課長は浜口竜哉ということで、新たな情事の幕開けも予感させながら終わるのがいい。ソクブン脚本。
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