1981年お正月からはじまる日記。新年は晴れ着で銀行にお勤めレディの麻吹さんが2度の中絶を経て上司にこっぴどく振られ散々なマインドの時期にSMレイプ。SMのボスは人気童話作家でその手下が若いカメラマン。なんとなく西村昭五郎先生「団鬼六 薔薇地獄」っぽいんだけど、今作は鈴木則文が脚本を担当しているせいか、後半かなりコミカル要素がジワジワ。上京している妹までSMの餌食に。小沼ン監督の「生贄夫人」ぽさも。つーか全部団鬼六でした。藤井克彦監督だから濃度の高い人間関係が描かれるのかと思いきやここはさすがの則文脚本、堕ちに堕ちたオンナが隷属に、というより気分爽快なリベンジ方面へ向かう。いやースカッとするね!上司役の石山雄大さんも縛られてるのがとてもイイ。ブルーシートも効いていた。