昼寝

大切なのは愛することの昼寝のレビュー・感想・評価

大切なのは愛すること(1975年製作の映画)
3.4
何もわからなくて辛かったけど眠くならなかったし思ったより楽しめたので、やっぱりこういうエロ・グロ・前衛みたいな映画は今も好きなんだなと思った。ズラウスキー、愛について考えすぎておかしくなっちゃったんだと思う。『ポゼッション』の原形のような荒々しさを感じたけど、脚本は別の人なんだ。暴力が本当に痛そうで良かった。ありえない繋ぎとぐるぐる回って好き勝手動くカメラは映画そのものから脱出して自由になろうとしているようで、つい奇を衒った、とか言いたくなるけど意外と画面は見やすい。今画面のどこを見ればいいのか、誰がこの場面の中心にいるのか、ということがわかりやすいように画面が作られている気がする。シンプルな切り返しも何度もあり、どれもあえてというよりは天然でやっているように思える。ずっとポワワ~ンみたいな音が鳴っている音楽が変だった。
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