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お嬢さんのryodanのレビュー・感想・評価

お嬢さん(2016年製作の映画)
5.0
映像の持つ力を久しぶりに感じた。抑圧された社会から脱走しようとする話。二転三転するストーリーテリングの巧さに最後まで目が離せない。今ではそういう時代にあったであろうと想像する行き過ぎた描写を、真正面から描くことが出来ない時代になったんだろうなと思いました。ただ実際に日常的に起こっている醜悪な事件は枚挙にいとまがない。よく言う「コンプライアンス的には」で自己検閲的なことには敏感ながらも、わりとそれからこぼれているケース、事件はハッキリ言って多過ぎる。撮影環境はもちろんコンプライアンスに則ってしかるべきだが、扱う内容までは自由でイイのでは?感想もエロいグロいの連発で、そこに不快感を感じたのかまで書かないと作品の質自体も下がってしまうので、そこは見る側に求められることでしょうね。映画愛もない無責任な感想で、一般的な評価が下がるケースありますからね。あと単純な言葉に終始するとね。。。作品の中で言えば、日本人は「春画」という言葉で、さも文化とでも言わんとする風潮ありますからね。
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