前作が最終章だったはずが。及川中監督を呼び戻してまで復活。ビギニングっていうか……初作でいきなりヒネりまくって結局あとから原作1話に当たる話やるなら最初からやれよってねえ。
ビデオ撮りになって明らかに予算も質感も落ちた。及川中監督もフィルムからデジタルへという過渡期に翻弄された作家だったと思う。美少女ホラーという元々が低予算ジャンルではあったものの撮るたびに予算が下がっていった様は不憫だ。
本作の富江。演じる松本莉緒がどうというよりキャラの捉え方が。高飛車というよりヤンキー気質、やけに自分語りをする富江。うーん?
改めて原作へ寄せたのは良いけど回想形式なのが展開をブツ切りにしてしまっているだけで効果的とは思えず。それも低予算ゆえの手法なんだけども。唐突な時代劇ネタも訳わからん。水橋研二も出てて初作へほのかにリンクしてるが別に。