このレビューはネタバレを含みます
面白かった…！
粗筋としては、「子供の連続失踪事件の元凶であるペニーワイズ(ピエロ)に立ち向かう勇敢な子供たちの話」という説明が妥当かと思いますが、本作のメッセージはもっと深いところにあるように思います。
ペニーワイズに対峙する「ルーザーズクラブ」のメンバーには、皆過去や現在において何らかの恐怖やトラウマを抱えている、という共通点があります。ペニーワイズとは、子供たちのその負の感情を食い物とする幻影のようなものであり、だからこそ子供たちが一致団結し、そういった感情の克服に成功した時、彼は敗北し、消えていったのだと思います。つまり、本作はホラー映画であると同時に、子供たちの青春や友情を訴える映画でもあると思います！
しかし次回作があるということは、まだ子供たちの間に隠れた問題があるのか、はたまた舞台を別とするのか…？心待ちにしたいと思います。
