妻夫木聡さんの魅力を堪能できる映画。
「怒り」や「愚行録」などのシリアスな作品のぶっきーもとても素敵だが、コメディ作品のぶっきーも大好きだ。「家族はつらいよ」では、ややおとなしい役柄だったが、この作品では、こんな33歳いるのかしらと思わせる天真爛漫なキャラクター。お蕎麦をすすっている表情が、すごく幸せそうで、愛おしい。ニット帽に、フード付きのトレーナー姿が、とてもキュートだ。
惜し気もなく美しい下着姿を披露し、エロいキスシーンをふんだんに見せてくれた水原希子ちゃんの「狂わせガール」っぷりも素晴らしい。そして、新井浩文パイセンや、松尾スズキさん、安藤サクラさんやリリー・フランキーさんもパンチのある役柄で、笑わせてくれる。
原作未読。そして、音楽に疎い私は「奥田民生」さんがどういうアイコンであるのか、実感を持っては理解できない。そこがわかるとより面白いのかもしれない。私にとっては、ただただ、ぶっきー、すてき~、と萌えた愉しい時間でした。