液晶

バンドスラムの液晶のレビュー・感想・評価

バンドスラム(2009年製作の映画)
1.5
プライムビデオにありデヴィッドボウイのことが書いてあったので視聴。高校生がバンドバトルを目指すスクールオブロック的なやつ。
スクールオブロックは音楽の最悪さが方向性として正しいからまあいい。
こちらはインディーロック好きを嫌がる主人公の高校生の部屋にインディーロックバンドのポスターが大量に貼ってあり、何故かデヴィッドボウイだけ異常に崇拝している。しかしそこから想像できる音楽像とは明らかに乖離した最悪なポップバンドが出てきて説得力がかけらもなくなっており、味わいがあった。
音楽の話題も取ってつけたようにClap Your Hands Say Yeahだってバンド名だ!(だったら…And You Will Know Us By The Trail Of Deadとか言ったほうがいい)だのArcade Fireならチェロがいる!だののたまっている。
極めつきは飲酒運転で捕まった主人公のお父さんはサイドマンでThe WhoのキーボードやSonic Youthのシンセをやっていた、という設定だ。Sonic Youthには60歳のシンセのサポートメンバーがいたらしいぞ。
まあ2009年らしいといえばらしい。スコットピルグリムは2010年。FRANKは2014。シングストリートは2016。

流行りもの文化をただ取り入れただけの媚び映画はたくさんあるんだなあ(花束みたいな恋をした(見てない)のイメージ)。
そして、デヴィッドボウイの最後の映画出演がこれというのが悲しい。まあ、Blackstarも映画ということでゆるすか。
液晶

液晶