このレビューはネタバレを含みます
★休日映画鑑賞★21世紀の資本
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静かな映画で
頭と心を鎮めよう
キャンペーン中のため
引き続き
静かな映画しばり18作目
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『21世紀の資本』
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2020年公開のフランス/
ニュージーランド映画
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35カ国で翻訳され
経済学書としては異例の売上を記録し
日本でもブームとなった
「21世紀の資本」を
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著者であるフランスの経済学者
トマ・ピケティ自身が
監修、出演しているという
経済本解説ドキュメンタリー映画
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書籍解説動画でも人気の高い本書だが
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本作は
著者をはじめ、著名な経済学者が
ポップにカジュアルに
解説してくれる点は秀逸
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現代における
資本格差の危険性を
中世から遡っているところが斬新だ
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中世における
貴族社会には、明確な身分制度が存在し
果てしない格差を生んでいた
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そこからのカウンターとして
産業革命を経て、中産階級の拡大
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そして、いくつかの大戦を経て
またしても格差社会へと
問題は形を変え復刻していく
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人類は、必死に歴史から
学ぼうとしているが
どうやら、粘り強さは無いようだ
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その証明をするかのように
人生ゲームを使った
心理実験が興味深い
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ミルグラム実験同様
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人間というのは
いとも簡単に権威に屈し
資本に翻弄される生き物なのだ
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そして、志の高い革命家が
権力を手にした瞬間から
それを守る動きを見せるのは
歴史が証明している
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巨大企業が
タックス・ヘイブンを活用するのは
国家を信用できないという
側面があるのではないか
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国家が全てを管理するという時代は
もしかしたら終焉が近いのかもしれない
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巨大企業が利便性を追求し
多くの人々が享受するコトも
富の分配に含まれると思うし
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国家はセーフティネットを
強化することで信頼を得るという
新しいフェーズを迎えられる気がする
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