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銀魂の8bitのレビュー・感想・評価

銀魂(2017年製作の映画)
4.0
何も言えなくて…夏 (゚∀゚)

というわけで、夏らしい痛快なエンタメコメディ映画を久々に観たよ。

予算といいキャストといい宣伝量といい、福田雄一監督作の中でも過去最大規模の映画じゃなかろうか。
原作コミックには思い入れがないのでフラットな状態で観れたのですが、これはなかなかいい線いってるんじゃないかと思います。
題材と監督のセンスが見事に合致したんだと思う。
劇場内でもみんなで笑うシーンも多かったし(寒いシーンも結構あったけどね笑)。

とにかく世界観やキャラクターをきっちり描写したうえで遊びたおしているので、全然苦にならないんですよ。もっと観たいって思ったくらい。
キャストの皆さんも原作の世界観や監督の意図に全力で応えているようで、それが本当に良かった。
小栗くんはもちろんだし、環奈ちゃんの「女捨ててる感」は同世代の清純派女優さんたちには絶対に真似できないものだったし。
菅田くんは…ちょっとやかましすぎた笑
その他の豪華キャストさんたちもユーモアとシリアスの緩急の付け方が本当に上手くて、楽しかったです。
個人的にはリポーター役の古畑星夏さん(「咲-saki-」の部長)が酷いセリフ連呼させられているのがツボでした笑。

でね。やっぱり福田作品だけに「酷い」や「くだらない」が褒め言葉になる映画なのは間違いないんだけどさ、
自分としてはそれよりも、とっても「カッコイイ」映画に感じたんだ。
いや、ゲラゲラ笑いながら観つつもなんだか「カッコイイ」んですよね。映画自体が。
笑いのシーンもみんな楽しみつつ本気だし、気合の入ったアクションシーンも本気でやっていてその本気っぷりが本当にかっこよかったの。

メジャーの大予算映画でも自分のセンスややりたい事を貫き通した福田監督のかっこよさにも感動しましたよ。
地上派テレビ放送とかまったく考えてないでしょこれ笑
いやーホント面白かった。でもまた観に行きたいかというと…わからない笑
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