タケオ

沈黙の粛清のタケオのレビュー・感想・評価

沈黙の粛清(2016年製作の映画)
2.2
麻薬取引の現場でギャングが皆殺しにされる事件が発生。FBI捜査官のポーター(クレイグ•シェイファー)は容疑者として浮上した元米軍特殊部隊員のロバート•サイクス(スティーブン•セガール)を追う。その一方で、サイクスに手下を殺されたマフィアのボス ヴィンセント•ロマノ(ジェームズ•ルッソ)も動き出していた——。

基本的に「セガール映画」は2種類しか存在しない。面白いセガール映画か、面白くないセガール映画のどちらかで、基本的に8割の作品は後者だ。そして本作は•••まごう事なき後者である。

そもそも「セガール映画」を鑑賞するのは、セガールがひたすらに無双する姿を観たいからだ(そして、笑いたいからだ)。なのに、本作の主役はFBI捜査官のポーターで、セガール自身はあまり登場しないって•••ふざけんな、鑑賞者のニーズに全く答えていないじゃないか 馬鹿野郎‼︎

一応セガールがなかなか登場しない理由はしっかりあるんだけど、これがまた酷いったらありゃしない。それこそ『ファイト•クラブ』(99年)並みの衝撃展開が待ち受けているんだけど、あまりにも杜撰すぎて深い考察とかする気は全く起こらない。

だが、出番こそ少ないとはいえセガールの無双っぷりはやっぱり健在だ。ギャングをストリップ劇場ごと爆破(何故かストリッパーだけは全員無事)したり、『ウォンテッド』(08年)のラストの超遠距離射撃を悠々とこなしたりと、相変わらずの超人ぶりには(一応)笑わせられる 笑笑

全体的に省エネ•モードで終始やる気のなさが垣間見える、かなり残念な方の•••いや、いつも通りのセガール映画かな?
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