襲う側と襲われる側が入れ替わり続けるという、某サプライズ映画の発展系を夏のキャンプ場という絶好のロケーションでご堪能。ホラーは常に新しいアイデアを求められるので、ほんとに難しいジャンルだな、と。
意外にもホラーにしては登場人物の思考回路が割と正常なので現状把握からの展開がテンポ良く、ただ1人を除いてはストレスフリーで楽しめる。ただ1人をのぞいて。この絶叫クイーンの自己中&使えなさが、ホラーファンの期待に添える働きを見せてくれる。
見てくれはゾンビ映画と13金映画の良いとこどりかと思いきや、感染力の弱さや並の生命力、カリスマ殺人鬼の不在という、どちらかというと両作品の弱点を掛け合わせてしまったようなイメージで見終わってしまったのが残念なところ。
