Iwa

ニコラス・ウィントンと669人の子どもたちのIwaのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

メモ

慈善、人助けは良い!なんて美談!!みたいな感じにされるとちょっとな、と思ってしまう。言ってることは素晴らしいんだけどね、捻くれてて…。

なので映画の作り的にはそこまで好きではない。

(ニコラさんは可愛かった)

ただ、自分の子供を、行先がどんな環境か、どんな家庭かも分からないままに見送らざるを得ない親の気持ちを考えると辛い。
そして、それがそのまま最後の別れになってしまった子供たちや、列車に乗ることのできなかった子供たちのことも辛い。
ガス室で早く死ねるよう、歌うように友達に助言する人も辛い。

助かった人たちに孫ができ、多くの家族ができているのを見ると、ナチスが奪っていったものが如何に巨大であったかが窺い知れる。分かりはしないけれども。

何度見ても、読んでも、ナチスのしたことに触れるのは辛い。

その暗澹たるなかで、もちろん、ニコラさんのしたことは素晴らしい(本人は忘れちゃってたけど)。

(この養子縁組の方法って、adopty みたいね…スワイプで縁組してくみたいな。見た目が重要なのか…と思うけど、変に甘ったるくなくビジネスライクでやったからこそのスピード感だね、この場合一番大事なのは体裁じゃなく、1人でも多くの子供を如何に救うか、だから…)
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