綾

僕のワンダフル・ライフの綾のネタバレレビュー・内容・結末

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

上映中、本当にずっと泣き続けていた。
ベイリーが愛しくて、愛犬と重なって尚のこと愛しくて、ぼろぼろ泣いた。
昔から犬好きで、愛犬を溺愛しているので、犬映画にはほんとに弱い。特に「なんだか懐かしい匂いがする」から「ベイリーベイリーベイリー」にかけてのラストは、犬を飼う人なら誰もが堪らなく涙するはず。

実は本作、予告編に少し違和感を覚えていて。生まれ変わって昔のご主人に会いに行く…じゃあ生まれ変わった先でのご主人は?ベイリーの「犬生」をただ通り過ぎるだけの人なの…?って。そこにご主人だけを愛する「犬らしさ」が感じられず、もっといえば、私の愛犬もただ通り過ぎているだけなら…?ととても悲しい気持ちになっていた。
けれど本編を観て安心した。生まれ変わるたび今を精一杯生き、そこでのご主人を支え、「犬生」を謳歌するベイリーの姿に、予告編で感じた悲しみは杞憂に終わったから。
ラストシーンでのベイリーのモノローグは、人間としても見習いたい。

上手くいきすぎて分かり易いお綺麗な物語?
そうです!それで良いんです!
最高にハッピーでワンダフルなファンタジーで良いんです!ハッピーエンド万歳!ベイリー万歳!
映画を観ることが好きな者として、というよりも、犬を愛する者として、出会えて良かった作品です。

犬と飼い主にとって、極上の結末をありがとう。
幸せな嬉し涙は好きです。
ワンコはもっと、大好きです。
綾