とんでもないバカ娘、亜湖のことを必死になって竹田かおりが思ってあげるのにバカ娘はあっけらかんとしているその対比がなんともいいじゃないか。メンヘラって言葉では片づけていけないんだろうけど、もうまさにそれなんですよ。
そしてロード・ムービーの楽しさね。テルマ&ルイーズは日本でもあるんだよ(犯罪しないけど)。ちょうど80年代(78年だけど)を象徴するようなあっけらかーんがここにあるんだよね。観ていて「バカらしい」と思いながらもいらいらせずむしろ楽しんでみてしまったよ。
そしてカメオ出演。まず原作者「好きなことはマフラーを編むこと」橋本治。がきデカのセーター着ているんだけど、まさか自分で編んだのではと大いに気になる。若い、若いよ!橋本先生。元気な姿を観れるのは嬉しい。
そして当然シュキナベイビナァ内田裕也も。まさかのエロシーンも裕也だからこなすぜ。ここにいるのは十階のモスキートやコミック雑誌なんかいらない内田だよ。ああ、恰好いいんだよなぁ。立ち姿なのだろうか。
さらにはホテルフロントには沙悟浄岸部シローですよ。相変わらずやる気ない演技で見る者を釘づけにします。
みんな鬼籍だよ。。。。。。
昭和の佳品。U-NEXTでは7月2日までらしい。ヤバい。急がないと。ということでめでたく見させていただきました。
名シーン。雪のなかに放り出されて「バカァ、がきデカ!」どんな文句だよ。