ペコリンゴ

グッバイ・シングルのペコリンゴのレビュー・感想・評価

グッバイ・シングル(2016年製作の映画)
3.7
記録。
嘘は○○の始まり

韓国屈指の美魔女キム・ヘス、皆んな大好き(ですよね?)マブリー共演のハートフルコメディ。

年齢を重ね今や落ち目の元トップ女優ジュヨン。仕事も恋も思うようにいかない彼女は無二の愛を得るため母親になろうとするが妊娠できない事が発覚。そんな時に子供を堕ろそうとしていた中学三年生のダンジと出会う。

お分かりでしょうか。
妊娠できない自分の代わりに、少女に子供を産んでもらって育てようというのです。

ジュヨンは金銭的援助を、ダンジは子供を。利害が一致した2人は契約を結び一つ屋根の下で暮らすことになる。徐々に打ち解けていく2人。

ジュヨンが同業者である元カレへの当てつけで偽装妊娠を始めたことから女優として返り咲いていく一方で、ダンジは寂しさを募らせていきます。やがて…。

キム・ヘス扮するジュヨンはステレオタイプなワガママ女優ですが、見た目以上に内面が若く(というか幼く)純情なのがギャップ萌え。当時45歳とは思えないくらい可愛い。

そして本作のマブリーはスタイリスト兼マネージャー、いわゆる業界人ということもあって、その出立ちは他作品では見られないほどオシャマブ。こちらもまた可愛い。

最終的には違ってくるものの、金で子供を買う的に見えちゃうのは玉に瑕。だけど産みたくても産めない、産んでも育てられないは現実でもある話です。

ガッツリコメディではあるのですが、なかなか考えさせられる側面を持った作品でしたね。