関東シリーズ3作目にして最終作。再び小澤啓一監督が登板する。また、渡哲也の日活最後の作品としても知られる。
主人公が2作目と同名だがストーリーに繋がりがあるかは不明。キャストもマイナーチェンジが施されているが前2作とそこまで大差はない。
叔父貴殺しにより切るか切られるかの決議に臨む寺田。計らいにより組の解散と無期限の所払いにより手打ちとなる。
やはり目を引く暴力描写は同シリーズにおいては醍醐味とすらいえる。この容赦の無さ。
佐藤慶がこちら側にいる珍しさ。彼と郷鍈治がタッグを組んでの斬り合いからバタリと倒れるシーンまでのカメラアングルが決まっていて良い。まさかの内田良平までも主人公に助言してくれる味方感。
山本麟一は2作目に続いて登場。青木義朗はレギュラーだがどれもあっさり殺られるため物足りなさは残る。
東映の『兄弟仁義』が歌われて流れるのがちょっと意外だったな。
