もめん豆腐

ちょっと今から仕事やめてくるのもめん豆腐のレビュー・感想・評価

2.3
【重要事項】ヤバい会社に入っちゃったら、とにかく早く退散すること。ヤバいかも?と感じたら、その勘は間違いない。自分を信じてカールルイスかジョイナーのように走って逃げろ!

働きすぎて職場で倒れてから長いことうつ病を患い、大好きだった散歩や映画館での鑑賞も出来なくなったもんだから、少しでも心身のどこかに不調を感じたら強めに休めと伝えることにしてる。もうプロのうつ病と自分で呼んでいてとんでもなく困ることは減ったものの、10年くらいは地獄の日々だった。軽いうつなら心の風邪だねと言えるけど、重めの人は心ではなく脳の神経シナプスが外れちゃったのかな?と感じることが多々ある。工藤さんはけっこうギリギリのところで救われたんじゃないかな。
映画としてはご都合主義の極みで、現実主義派のあてくしとしては「そんな訳は…」とツッコミどころ満載なんだが、黒木華さんの追い込まれっぷりの表現と怒らせたら天下一品の吉田鋼太郎さんのキレっぷりに、ど底辺職場への取材力も感じさせられる。蛇足だが、この吉田鋼太郎さん演じる上司もうつ状態なのよ。うつは怒りに転じる人もいる。だから全員病院で治療しないとな。
浮かれポンチを装うのにアロハはわかりやすすぎると一瞬感じたけど、いや、着ているものに人は簡単に左右されるよ。もし気分が下がって仕方なくて自力で上げたい日があったら、明るめの色を顔の周辺に纏うといい。脳は意外と簡単に騙される。日本のご高齢者よりヨーロッパのご高齢者の方が明るい華やかな色合いを好んで着ていて、見た目も朗らかに見えてカッコいい。脳にとても良いアプローチだと言えるから、日本のご高齢者は明るい色を着るべし。
もうさ、死ぬくらいなら死ぬ気で笑って英気を養う時間をとろうよ。なんとかなるさ。この映画みたいにうまくはいかなくても会社はいくらでもあるし、国民皆保険が整ってる日本に生まれたんだからどんどん使うべし。
肝心の映画評価は低めで。
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