Wells Root・Harold Greene・Ben Starrの脚本、Michael Gordon監督によるウェスタンコメディ作品。
西部劇に初出演したアラン・ドロン。
コメディ芝居が見てられない。
仰々しいのが英語でも伝わる。
そのアラン・ドロン演じるスペインの貴族ドン・アンドレア・バルダザールと結婚するRosemary Forsyth演じるフィービー・アン。
ローズマリー・フォーサイスという女優さんを知らなかったのだが、恐ろしく綺麗で吃驚した。この美しさを拝めただけで時間の無駄からは回避されたかな…。
とんでもなく美しいが、ただの尻軽女という役柄に男尊女卑を裏側に感じつつ…
コマンチ族の領土を抜けるのに、腕の立つ用心棒が必要とDean Martin演じるサム・ホリスは言ってたのに、その必要性を全く感じない。
蛇に噛まれたドン・アンドレア。
彼を平気で置いていくサム。
ん?それなら初めから用心棒要らなくねぇ?必要性を感じないのだが…
ドラゴンボールなど毎週毎週オンエアがある30分アニメではお馴染みの使い回しの映像…戦闘シーンなどで同じ画を使うのは、スケジュール的に厳しいアニメでは常套手段だが…
本映画でも同じ画を何度か使い回している。予算の問題なのか…スケジュールが厳しかったのか…
それに付随しているのかもしれないが、シーンによって急に合成になるのは何なの?慌てて撮り直したの?なんだかなぁ…
ドン・アンドレアの殺人罪が、呆気なく翻って急に釈放になる。
そもそも殺人罪の原因は、騎兵隊の1人がドアを開けたら、その前にいたドン・アンドレアが扉に押されて、別の騎兵隊を階下へ突き落としたという事故のようなもの。
それを再現するかのように騎兵隊を突き飛ばすフィービー・アン。
そうだったのか…と納得する騎兵隊。
それで釈放。
わけわからん…。
どういうお笑いなのよ…
そもそも、ドン・アンドレアとフィービー・アンの結婚式に軍服でズカズカと無礼にも乗り込んできた騎兵隊側は何も問題ないのか?
笑うところがひとつもないコメディ作品。